人工乳房の種類と特徴
豊胸手術には、さまざまな人工乳房が使われています。どのような種類の人工乳房があって、それぞれどのようなメリット・デメリットがあるのかご紹介していきます。
まず、最もポピュラーなのは「シリコンバッグ」でしょう。内部にシリコンジェルが入ったもので、ソフトで手触りがいいのが特徴です。
ただし、バッグが破れてしまったら、シリコンが流れ出てしまう恐れがあるため、米国では一時、シリコンバッグの使用を中止する動きもありました。
そのほか、乳がんをはじめとした疾患にも悪い影響があると言われていましたが、最近は、
その心配もないということで、欧州を中心によく使われているそうです。
そのシリコンバッグに続いて登場したのが、「コピーシブシリコンバッグ」です。シリコンの中身の漏れが問題になったことから、コピーシブシリコンバッグは、中身をグミのようなものにして、漏れないように改良したものです。
当初は手触りがあまりよくないという点で敬遠されていましたが、最近はかなりソフトに使いやすくなったため、一番よく使用されるようになっているということです。
また、「生理食塩水」入りのバッグを利用する人も増えてきています。生理食塩水は、万が一体内に漏れても副作用が起きる可能性が低いため、安全性が高いバッグといえます。
また、切開する部分が小さくて済んだり、胸の大きさを自由に調節できたりするメリットもあります。しかし、気圧が低いところでは、膨らんでパンパンになるなどのデメリットがあるため、実際に胸に入れたときには注意が必要です。
「CMC(カルボキシメチルセルロース)バッグ」は、実際の乳房に近いソフト感があると注目を集めている豊胸バッグですが、中身が漏れた場合の副作用が心配されているため、あまり広く用いられていません。
このように人工乳房には、さまざまな種類があります。それぞれのメリット・デメリットがありますので、使用する時はきちんと理解したうえで使いましょう。
